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2019.07.25
中古マンションを購入してリノベーションすれば、新築のようなきれいな部屋を格安で手に入れることができます。リノベーション向きの中古マンションとはどのような物件なのでしょうか。リノベーション目的で物件を探す場合は、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。購入してから後悔することのないようしっかりチェックしておきましょう。
中古マンションはどんな物件でも、どのようなリノベーションでも自由にできるというわけではありません。物件によってはリノベーションしにくい構造で、間取りの変更や床材の変更などが希望通りに進まないということもあり得るのです。リノベーションの内容はケースバイケースですので、ここは譲れないという条件は明確にしておくといいでしょう。
たとえば、キッチンは対面式にしたいという場合はもともと対面式の配置の中古マンションか、キッチンの移動が可能な中古マンションから選ぶことになります。フローリングにこだわりたい場合も同様で、もともとフローリングか床材の変更が可能な物件からしか選べません。間取りの変更を希望する場合は柱や壁の撤去が可能であるか事前のチェックが必要です。
リノベーションで変えられるのは基本的に購入した部屋の中だけです。中古マンション全体の管理を自分で行うことはできませんので、共有部分であるマンションのエントランスやエレベーター、廊下はもちろんのこと各戸の玄関ドアや窓などを勝手にリノベーションすることも禁止されています。
自室の劣化部分や古さはリノベーションで生まれ変わらせることができますが、共有部分のリノベーションは、タイミングも内容も管理組合次第ということです。そのような自分では変えられない部分こそ事前にチェックしておきましょう。毎日通るエントランスなどがボロボロだと、いくら自分の部屋が新築のようでも理想の家とは言い難いのではないでしょうか。中古マンションを購入する際には、購入する部屋だけでなく立地条件なども含めマンション全体をチェックすることが大切なのです。
リノベーションするにあたり、重要なのが間取りです。既存の間取りを変更する場合は、先述の通り撤去できる柱や壁などがマンションによって決まっています。間取りを変更したくても柱や壁が撤去できないことにより希望の間取りにできないという可能性もあります。理想的なのは、既存の間取りを生かしながら希望通りのリノベーションにすること。室内のすべてを生まれ変わらせる、いわゆるスケルトンリフォームに比べて費用も工期も抑えることができます。
たとえばリビングを広く取りたい場合は、もともとあるリビングをそのまま生かし、隣の和室の仕切りを撤去しリビングにつなげるという方法がよく採用されています。ガラッと間取りを変えるとなると管理規約に引っかかる可能性も高いので、ある程度既存の間取りをそのまま生かせる物件を選んだ方がスムーズにリノベーションできるでしょう。
マンションには必ず管理規約というものがあります。集合住宅ですので、住民が生活していく上でのルールを定めておく必要があるからです。ペット飼育や楽器演奏の可否などの他、管理費・修繕積立金の額も記載されており、リノベーションに関するルールも含まれています。この管理規約の内容は、マンションの管理組合に委ねられていますので物件ごとに異なります。購入前でも閲覧を求めれば見せてもらうことができますので、必ずチェックしておきましょう。
リノベーションに関する内容としては、よく聞かれるのが水回りの移動ができないなど間取りの変更に制限があることや、床材を自由に選べないというもの。間取りに関しては先述の通りですので、床材に関する注意点を次にご説明します。
管理規約によりマンション各部屋の防音効果を守るため、床材が限定されているマンションがあります。特にリノベーションにより床材を無垢のフローリングにすることは禁止されている中古マンションは比較的多いです。内装にこだわりたいという人は、気を付けて物件選びをしないといけないですね。
内装に関しては、床材の他はあまりにも奇抜なものを選ばない限りは問題ないと考えられますが、マンションによって異なるためやはり事前チェックが必要です。リノベーションの譲れないポイントが管理規約に引っかかってしまう可能性もあります。壁をおしゃれなデザインにしたり棚や遊具を設置したりといったリノベーションも人気ですが、工事を実施する前にはリノベーションする内容が管理規約に反していないことを確認してから行いましょう。
間取りや管理規約などを含め、リノベーションしやすい室内であることが自分たちの理想により近づけやすい物件であることをお伝えしてきました。その条件がクリアされる物件が複数ある場合は、先述の通りマンション全体の管理が行き届いているかどうかという点もチェックしましょう。管理費や修繕積立費の安い物件を選びたくなりがちですが、その反面管理やメンテナンスがきちんとされていない可能性もあるので注意が必要です。
それ以外に関しては周辺環境や日照などの立地を比較し予算との兼ね合いで選ぶのが一般的です。中古マンションは新築に比べかなり安く購入できますが、購入費用に加えリノベーションにもまとまった費用が掛かることを踏まえて選ぶことが大切です。
物件探しはインターネットでの検索や不動産会社への来訪による相談、内見などのステップを踏み行っていきます。中古マンションに限定しリノベーションを行うことが明確ならば、同時にどのようなリノベーションを行うかという計画も進めていく必要があります。物件探しが難航する可能性もあり、当初の計画を一部妥協することで物件を見つけるに至ったというケースも少なくありません。
理想のリノベーションが100%叶う中古マンションを探すのはかなり難しいのです。物件を探しながらリノベーションの計画も進めつつ、日常生活を送るとなるとかなり忙しくなってしまうことが想像されます。
そこでおすすめなのがワンストップ業者の利用。中古マンションの物件探しは不動産会社に、リノベーション計画に関してはリフォーム会社などの専門業者にそれぞれ相談するのが一般的です。ここ数年中古マンションを購入後リノベーションしてから入居するという選択が人気を集めるようになったことで、物件探しもリフォーム計画も同じ窓口となるワンストップ業者の需要が高まってきました。
別々の会社に足を運んだり連絡を取ったりするのは手間もかかり負担になりますが、ワンストップ業者を利用すればスムーズに計画を進めることができます。中古マンション向きの物件探しに興味のある方は、まずは気軽な相談からでも利用してみてはいかがでしょう。
リノベーション向きの中古マンション探しのポイントをご説明してきました。どのようなリノベーションをしたいか整理し、希望が叶う物件を見つけられるようにしたいですね。ワンストップ業者を利用すれば不安なことやわからないことも相談しながら進めていくことができるので、心強いのではないでしょうか。