のどかホームで物件探しから、全てを。リノベーションから始まる、あなたの暮らしをサポート。
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暮らしやすい家の要となる部分でもあるリビング。リノベーションの際には特に力を入れたいという人も多いのではないでしょうか。家族が集いやすいリビング、くつろげるリビングにするには、しっかりとコツを押さえておくことが大切です。リノベーションによってリビングを理想的な空間に変身させるためのポイントをチェックしていきましょう。
多くの古い中古マンションは、リビングが狭い間取りになっていることがほとんどです。でも、狭いリビングでは家族でゆっくりと過ごすことは難しいですよね。閉塞的な空間では快適に過ごせないという人も多いでしょう。そこで、リビングを家の中核と考え、思い切って広い空間へと作り変えることにより、家全体の面積が変わらなくても不思議と広さを感じられる家にすることが可能です。
リビングが広いというだけで、住まいの印象はかなり変わるもの。家族が集いやすくなるだけでなくお客様を招きたくなるような空間にもなります。狭小マンションでもリビングだけは広さや快適さを確保することで断然暮らしやすい家になるため多くの人がリビングのリノベーションにこだわっているのです。
リビングのリノベーションを考える際に避けて通れないのがキッチンとの関係です。中古マンションでは、壁付キッチンやリビングと区切られ独立したキッチンが多く見られます。壁付キッチンの場合は区切りがないため丸見えになってしまう、独立したキッチンは閉塞的になってしまうというデメリットがあります。そしていずれもリビングと対面していない配置のため、リビングで過ごす家族の様子がよく見えない、会話がしづらいという点もデメリットとして挙げられます。
そこで、リビングのリノベーションの際にキッチンを対面式に移動させる、間取り変更によりキッチンとリビングをつなげて空間を広く取るなどの方法が選択肢として考えられます。快適なリビングにするには、キッチンとの位置関係を併せて見直すといいでしょう。
部屋が細かく区切られた間取りの場合、隣の部屋との柱や壁を取り壊し部屋を繋げるという方法があります。そうすることによって、部屋数は減りますが空間を広く取れるのでオープンな空間が生まれます。リビングのリノベーションではこの方法がよく採用されており、例えば隣接する和室をリビングとつなげることで空間を確保し、広々としたリビングに生まれ変わらせることが可能です。
特に夫婦のみの世帯や子どもがまだ小さい世帯では、部屋数を多く確保しておく必要性は低いですよね。将来的に個室を設けることを視野に入れたとしても、今過ごしやすい家であることも大切ですので、使わない部屋をリビングとして活用した方が快適に暮らせるのではないでしょうか。可動式のパーテーションで区切り、広いリビングとしても仕切られた部屋としても使えるよう工夫することも可能です。
リビングは家族で集い、団らんを楽しむ場というのが一般的な考えられ方ですが、その使用目的は暮らす人によって違いがあるものです。例えば趣味を楽しむための場や子どもを遊ばせる場など、リビングをどのように使いたいか考えてリノベーションを進めていくことが大切です。ただ広くすればいいというだけでリノベーションするのでは、快適で理想的な空間としては物足りなく感じてしまうでしょう。
落ち着いて作業ができるような小上がりスペースを設けたり、スッキリと物を片付けられる収納棚を作り付けで依頼したりすることもできます。もちろん家事や生活の動線を意識することも大切ですね。実際にリビングで家族が過ごす様子をできるだけイメージしながら、理想的な空間作りを考えていきましょう。
具体的なイメージが湧かないという場合は、現在のリビングへの不満点や問題点を洗い出すという方法も有効です。問題点を一つひとつクリアさせることを考えるうちに、どのようなリビングにリノベーションすればいいのかイメージしやすくなるでしょう。もちろん、壁や床の色やデザインもリノベーションで変えることができますので、家族で話し合いながら問題点を整理し理想のリビングのイメージを共有していくといいですね。
その際、理想的なリビングのイメージ画像などがあれば共有しておくことをおすすめします。実際プランニングに進む際にも、家族で共通のイメージや具体的な希望を持ち、それを写真や図と併せてプランナーに伝えることで、ずれが生じにくくなります。
リビングのリノベーションでは間取り変更を行う可能性がありますが、マンションでは管理規約に沿っている必要がある点は注意しておきましょう。取り除くことのできない壁や柱もありますので、希望が100％形になるとは限りません。また、キッチンの移動に関しても同様で、配管の問題がありますので事前に可能かチェックしておく必要があります。これから中古マンションを購入しリノベーションを検討するという場合は、あらかじめ理想のリビングを実現できるような物件を選ぶといいですね。
また、快適なリビングにするためにはただ広いだけではなく、日当たりと風通しがいいことも重要なポイントです。特に間取り変更を予定している場合は、リビングとして使う部分の日当たりと風通しのチェックは必須と覚えておきましょう。
リノベーションは、こだわればこだわるほど工期も費用も膨らんでいきます。予算内で無理なく施工できるよう、あれもこれもと理想を王のではなく、譲れないポイントと妥協できるポイントを整理し現実的なリノベーションにしていきましょう。
壁や床も材質により費用が変わりますので、高い材料を選ぶ、さらに床暖房を入れる、作り付けの家具を依頼する、キッチンを移動するなど、追加工事が発生すればあっという間に予算オーバーになってしまいます。予算を事前に伝え、その範囲内で無理なくリノベーションできるようプランナーと相談しながら進めて下さいね。もちろん見積もりを取りしっかりチェックすることも大切です。
理想的なリビングというと、雑誌に掲載されているようなおしゃれな空間をイメージしがちですよね。そこで重要なのがインテリアですが、案外その役割を大きく担っているのはリビング自体ではなく家具や雑貨だったりするものです。あまり凝ったデザインにしなくても、安くておしゃれな家具を上手に配置することでおしゃれな空間に演出することはできます。また、機能性に関しても家族のライフスタイルは変化していきますので、リビングもそれに合わせて変化させることが大切です。
つまり、デザイン性や機能性へのこだわりはそこそこ重視しつつ、最初の段階であまりカッチリと決めてしまうのではなく、自分たちで後からリビングを作り変えられる余地を残しておくようにすれば、長く快適に暮らせるでしょう。
リビングを快適で理想的な空間にするには、リビングをどのように活用したいかというイメージが重要です。そして、家族の成長とともに家も変化していくことを頭の片隅に置いておきましょう。おしゃれなリビングを演出するには家具や雑貨を活躍させ、リノベーションではシンプルに十分な広さの空間を得られることを最重視するというのが、失敗しないポイントです。