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新築マンションと中古マンション購入+リノベーションを徹底比較!

新築マンションと中古マンション購入+リノベーションを徹底比較!

ここ数年、首都圏では新築マンションの価格が上昇を続けています。それに対応して、中古マンションを購入してリノベーションを行い、新築同様の居住空間を手に入れるという方法が流行しています。そこで、以下では、中古マンションを購入してリノベーションを行う方法と、新築マンションを購入する方法の違いについて解説します。

新築マンションの中古マンション+リノベーションはどれくらい違うのか

中古マンションを購入してリノベーションを行う方法の最大のメリットは、新築マンションの購入と比較して、費用を安く抑えられる点です。首都圏のマンション平均価格を比較したデータを表示すると、以下のようになります。

  • 新築マンションンの平均価格(2012年/首都圏)4,241万円/62.58㎡
  • 中古マンションの平均価格(2012年/首都圏)2,637万円/61.65㎡

リノベーションした場合の費用を800万円とした場合、中古マンション+リノベーションの費用は約3,400万円、一方で、同等の新築マンションを購入する場合に費用は約4,200万円ですので、中古マンション購入+リノベーションの方が約800万円もお得なことが分かります。

一般的に言って、中古マンション購入+リノベーションの費用は、同等の新築マンションの購入費用の6割~8割程度で済むと言われています。最大で約40%程度の費用を節約できることになります。


中古マンション+リノベーションの成功のポイント

中古マンション+リノベーションが成功するかどうかは、リノベーションの完成度にあります。リフォームの完成度が低いと、マンションの共用部分は古くて汚れている、住みやすさはそれほど良いわけではない、費用少し安くなっただけ、というのでは、新築マンションを購入したほうが良かったという話になります。

中古マンション+リノベーションは、居住空間が完全に自分の思い通りにカスタマイズできるところに大きな特徴があります。購入した中古マンションの構造などによって、自分の思い通りのリノベーションが実施できないと、このメリットが発揮できず、失敗に終わることがあります。中古マンションの購入前に、自分の思い通りのリノベーションが可能な構造の物件かどうかを確認するとともに、リノベ施行会社と十分に協議して、納得のいくリノベーションを行ってもらえるように最善を尽くす必要があります。

中古マンションは資産の目減りが少ない

中古マンションは資産の目減りが少ない

マンションの価格は、新築時に最高価格を付けますが、時間の経過とともに、その後は徐々にその価値を下げていきます。新築から約20年~25年で、新築価格の半分程度の価格となると、その後は、時間の経過に対するマンション価格が下がる金額の割合が小さくなり、価格は安定すると言われています。

ということは、新築マンションを購入した場合には、一定期間経過すると、マンションの資産価値は大きく下がってしまいますが、築20年~25年頃の中古マンションを購入した場合には、同じ期間が経過しても、新築マンションの場合と比較して、資産価値が下がる金額が少なくなります。

マンションは、購入後、一定期間居住した後に、別の住宅に引っ越すために売却されるケースが多いですが、その際に、購入時と比較して、マンションの資産価値が下がっていない方が、損失が少なくなります。資産価値の目減りが少ないという点においては、新築マンションではなく、中古マンション購入+リノベーションに軍配があがります。

中古マンションは共用部分が古い

中古マンションはどうしても共用部分が古いという問題があります。専用部分(居住部分)は、リノベーションによって新築同様の状態にすることは可能ですが、共用部分は入居者が勝手に工事することはできませんから、中古のままということになります。

新築マンションであれば、居住部分と同様に、エレベーターや階段、窓サッシ、玄関などの共用部分も新築なので、共用部分が古臭いという問題は起こりません。最新の設備も備え付けられています。しかし、中古マンションの場合には、どうしても共用部分が古いという問題が起こります。

上階からの振動音が響きやすいなどの共用部分特有の問題は、リノベーションではどうにもなりません。中古マンションを購入する際に、共用部分の状態を確認し、あまりひどい場合には、専用部分が気に入っていても、購入を検討する必要があります。

中古マンションは好立地を確保しやすい

現在は、駅からのアクセスが良いなどの好立地の場所には、既にマンションが立ち並んでいます。そういった場所で新築マンションが分譲されることは稀ですし、仮に分譲されたとしても、非常に高い分譲価格なります。駅前などの好立地の場所で新築マンションを確保するには難しい状況となっています。

一方で、中古マンションであれば、既に建設されている駅前のマンションに空室が出れば、販売可能となるわけですから、駅前などの好立地のマンションでも、常に供給が行われています。駅に近い通勤通学に便利な場所に住みたいと考える場合には、新陸マンションよりも中古マンションを購入したほうが簡単です。そして、リノベーションによってマンションを新築同様にすれば、アクセスのよい場所に新築マンションを購入したのと実質的に同じくなります。


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