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2019.07.08
理想の住まいを手に入れるためのリノベーション。でも、暮らし始めるとイメージしていた空間と違う…という経験をしている人は少なくありません。リノベーションは業者に依頼して作り上げられた新しくなった空間と、インテリアの組み合わせによって決まるものです。リノベーションとインテリアを上手に合わせて居心地の良い空間を作るポイントを考えていきましょう。
リノベーションをする際にどんな部屋にしたいかイメージするとき、そこには家具が配置され生活空間として完成されたものを思い浮かべるのではないでしょうか。でも、実際リノベーションが完成した時には内装は仕上がっているもののインテリアは自分で用意することになります。つまり、部屋作りの仕上げは自分の腕にかかっているということ。
いくら素敵な壁や床、間取りにリノベーションされていても、そこに置く家具やカーテン、小物などがちぐはぐだと理想の空間とは程遠くなってしまいますよね。そうならないためには、リノベーションの計画と同時にインテリアに関しても考える必要があるのです。
リノベーション前に使っていたインテリアをそのまま使うのか、それとも新しく購入し直すのかということも考える必要があります。現実的には、リノベーションをきっかけに買い換えるものもあればそのまま使えるものは残すという選択をする人が多いでしょう。いずれにしても、大切なのはリノベーションによって作り出される空間のテイストを決めておくこと。そしてそれには、二つの方法があります。
一つ目は、まず部屋をどのようなテイストにしたいか決め、そのイメージに合わせて家具を選ぶことです。二つ目は、もともと使っている家具の中から中心となるものを決め、その家具に合うテイストからリノベーションしていくことです。これらを組み合わせるにしても、部屋のテイストやテーマをあらかじめ決めておくことで、空間作りもインテリア選びもスムーズに進むようになるでしょう。
北欧風の部屋、ナチュラルなウッド調の部屋、アンティークにこだわった部屋、バリ風のアジアンテイストの部屋、和を感じる部屋など、テイストの好みは人それぞれ。なにか一つテーマを設けてリノベーションを考えていくと、理想の部屋のイメージやインテリアにふさわしい家具や雑貨も思い浮かびやすくなります。
雑誌の切り抜きや画像など、理想のテイストに近いものを見つけたら集めておくと役立つでしょう。テイストやテーマが決まれば、その雰囲気に合う家具を選びます。リノベーションで選ぶ壁や床も、インテリアと同様に理想の部屋のテイストを元に決めていけばマッチしないという事態は避けられます。
お気に入りの家具に合わせてリノベーションする場合は、その家具をどこに配置しどのように使いたいか決めておくといいでしょう。例えばダイニングテーブルを中心とする場合、そのテーブルのイメージからテーマを決めリノベーションの計画を立てます。必要に応じてテーブルに合う家具を買い足しましょう。隣接するキッチンを選ぶ際も、ダイニングテーブルの雰囲気に合わせれば空間全体にまとまりが出ておしゃれに決まります。
主婦にとってはリビング・ダイニング・キッチンは特に大切にしたい場所ですよね。まずは主に過ごす場所・家族が集う空間を中心に考えることをおすすめします。
マンションのようなワンフロアの空間の場合、すべての部屋に統一感があるとよりおしゃれに見えます。ただ、家族全員が一つのテイストを好む場合はそれでも問題ありませんが、プライベートな空間は個人の好みに任せることも大切。個室の内部はそれぞれのセンスを尊重しつつ、共有スペースには統一感を持たせるといいでしょう。
先ほどもお伝えしたようにまずはリビングを中心とした空間のテイストを決め、インテリアと内装を選びリノベーション。水回りに関してもそのテイストに合うものを選んでいきます。例えばウッド調の空間にしたい場合は、リノベーションで床はフローリングにこだわり扉も木製に、キッチンや洗面化粧台も扉部分が木目のものを選ぶことで統一感が出ます。
ウッド調の部屋で考えると、同じ木材でも色味が異なるものがたくさんあります。ベージュに近い薄めの色もあれば、ダークブラウンのものもあり、それぞれ違った印象を与えます。薄い色は空間を明るくしますし濃い色は重厚感を生み出します。そのため、インテリアを選ぶ際には材質だけでなく色の組み合わせも重視することが大切です。壁や床にも同じことがいえますので、リノベーションで内装を決める際には素材だけでなく色の選び方をシミュレーションしておくといいですね。
インテリアに変化を出したい場合は、高いところには明るいものを、低いところには濃い色のものを配置するとバランスがよくなり落ち着いた空間になります。背の高い家具を選ぶ場合は明るめの色の方が圧迫感が出ません。暗い色の家具を選ぶ場合は、ローテーブルやソファーなどがおすすめです。
意外と見落とされがちなのが照明です。インテリアがおしゃれでも照明がその空間に合っていなくて台無し…という失敗例も多く聞かれます。照明の形や大きさ・デザインだけでなく、白い光かオレンジの光かによっても、雰囲気はガラッと変わります。大きな蛍光灯を一つ設置すれば広範囲が明るくなりますが、間接照明を複数設ける方法もあります。
どのような照明を選ぶかという点に関しては、部屋ごとに分けて考えるといいでしょう。部屋のテイストやインテリアを考える際に、照明も合わせて選べばいいですし、以前から使っていたものを気に入っている場合は、その照明を中心にインテリアやリノベーションをイメージして決めていってもいいでしょう。
インテリアとリノベーションの組み合わせが大まかに決まったら、水回りや内装を選び、必要であれば家具を買い足したりと理想のイメージを具体化していきます。さらに雑貨など小物、ファブリック、観葉植物などを加えることで部屋のアクセントとなりよりおしゃれな空間に仕上がります。そう考えると、リノベーションの時点ではあまりきっちりと完成させずシンプルに、あとからいろいろといじる余裕を持たせておくとインテリアコーディネートも楽しめるでしょう。
こだわりを持ち決めたはずのテイストも、年数が経てば飽きてくる可能性もあります。そうなった時に、壁や床・家具がシンプルな方が、アクセントとなる雑貨やファブリックを変えるだけで新たなインテリアを簡単に楽しむことができますよ。リノベーションしたあとも、変化を楽しみながら住み続けられる家であることが大切です。
一番家にいる時間の長い主婦にとって、リノベーションでいかに居心地のいい理想の空間を手に入れるか、真剣に悩むものですよね。でも、リノベーションの時点では逆に凝り過ぎずシンプルにしておくことをおすすめします。その方がいろんなテイストに変化させることができますよ。インテリアを工夫しながら自分で部屋を作っていくという心づもりで、その時その時の気分で模様替えしながら楽しんでいきましょう。