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2018.12.11
2015年の国勢調査によると神奈川県は全国で5番目の人口増加率が高い地域で、平均年齢も全国で5番目に若い地域となっています。神奈川県の県都である横浜市は若者の街というイメージがありますが、統計データもそれを裏付けています。さて、この神奈川県の中古マンションの相場やその特徴はどのようなものでしょうか。以下で解説します。
「中古住宅HOME4U」に掲載されている神奈川県の中古マンション物件(50㎡超60㎡以下)について、最も平均価格が高い地域のランキングを取ると、以下のようになります
第1位 川崎市中原区 4,008万円
第2位 横浜市中区 3,974万円
第3位 横浜市西区 3,324万円
第4位 横浜市都筑区 2,801万円
第5位 横浜市鶴見区 2,795万円
上位5位を見ると、やはり横浜市・川崎市といった神奈川県の中心部に立地するマンションが平均価格のランキング上位を独占しています。ただし、同じ規模の中古マンションの平均相場では、東京都で最も高い地域である千代田区の6,193万円、次に高い港区の6,039万円と比べると、2,000万円くらい安い金額となります。
東京都で神奈川県の中心部と中古マンションの平均相場が同じくらいの地域と言えば、文京区(4,185万円)、中野区(4,195万円)、豊島区(3,844万円)といったところです。
横浜市は、多くの方々が住みたいと考えている非常に人気の高い街です。横浜市の新築住宅の着工戸数は年間約33,000戸となっています。一方、中古マンションの成約戸数は1年間で約4,400戸程度と言われています。1年間に売れた戸数を比較すると、中古マンションは新築住宅のわずか13%程度となっています。
このデータからは、横浜市でマンションを求める方の多くは新築されたものを希望しており、中古マンションを希望する方は少ないということが読み取れます。中古マンションの販売戸数が少ないということは、その供給が少ないということですから、横浜市では新築に比べて中古マンションが買いにくい状況となっていると言えます。
中古マンションの価格推移をみると、2013年1月の成約坪単価の平均は35.8万円でしたが、2018年9月には43.6万円と22%も上昇しています。これは、中古マンションの需要が増えた結果ではなく、新築マンションの価格上昇に合わせて中古マンションの価格が上がったためだと言えます。新築マンションの価格は2013年1月に始まった金融緩和の影響でここ数年上昇基調です。
神奈川県は東京の中心部にほど近く、観光スポットも豊富で横浜市などおしゃれな街も多いので、多くの方がそこに住みたいと望む人気の地域となっています。また、江の島や箱根などの観光スポットも多く、別荘を持つにも適した地域です。
神奈川県は東京都の中心部と比較して中古マンションの相場が安く、物件数も多いのですが、2013年1月に始まった金融緩和の影響を受けて相場がじわじわと上昇しています。従って、新築マンションを購入するよりも、中古マンションを購入してリノベーションを行ったほうが、より合理的になりつつあります。
箱根や江の島といった観光スポットの近くは、神奈川県の中心部から遠く離れていますので、中古マンションの相場も随分低くなります。そこで、割安の中古マンションを購入してリノベーションを行い、自分の趣味の空間を実現した別荘を所有するという方法もあります。
地元の不動産屋さんは、購入しようとする中古マンションの周辺環境や、近隣地の中古マンションの相場などについて、全国展開する大手不動産会社よりもより詳細な情報を持っています。
例えば、物件の近くに高層ビルが建築予定だとか、近くのスーパーはどの程度の距離にあるのだとか、眺望はどうかとか、周辺住民にはどんな人が多いのか、などといった情報は地元の不動産屋さんの方が良く知っています。
中古マンションを購入する場合には、もちろん価格も重要ですが、こういったそのマンションに住んでみなければ分からないような事情も同様に大切です。そういった事情を購入前に教えてもらうことができれば、中古マンション選びに失敗する確率は非常に低くなります。従って、中古マンション選びに関する情報収集はそういった事情に精通している地元の不動屋さんから取得するのがおススメです。