のどかホームで物件探しから、全てを。リノベーションから始まる、あなたの暮らしをサポート。
2019.01.11
マンション購入には、新築マンションを購入する方法と中古マンションを購入する方法があります。そのどちらを選択するかということは誰でも迷うところだと思います。そこで、以下では、中古マンションと新築マンションの選択に迷った時に知っておくべき5つのポイントについて解説します。
首都圏で新築マンションと中古マンションの価格を比較したある調査の結果は、一般的な相場としては築5年以内の物件の場合、新築と中古の価格差は200万円~300万円、築2年~10年以内では700万円~800万円と言われています。比較的新しい中古マンションの場合には、新築マンションと比較してそれほど価格は下がっていません。
新築マンションは価格が高く、中古マンションは価格が安いというのは言うまでもないことですが、築11年以上の古い物件にならないと大きな価格差は出てきません。お金を節約するために中古マンションを選択する場合には、ある程度古い物件を購入しないと目的は達成しません。新築マンションと中古マンションの価格差に大きな影響を与えるのは、築年数より立地だと言われています。もし、安い物件を希望するのであれば、築年数よりも立地の方を重要視する必要があります。
最近は全国で大地震が頻発しており、購入するマンションの耐震性がどうなっているかということは、誰でも気になることでしょう。一般的には、新築マンションは新しいので耐震性が高く、中古マンションは古いので耐震性能が低いと考えられます。しかし、1981年6月に建築基準法の新耐震基準が実施されるようになりましたが、それ以後に建築されたマンションであれば、十分な耐震性を有していると言えます。
1981年6月というと、2019年6月時点で、築38年未満のマンションであれば新耐震基準を満たします。なお、2000年以降に、地震に対してより強い対応力を発揮する制震構造や免震構造が普及していき、この時以降(2019年時点で築19年未満)に建築されたマンションであればより安心と言えます。いずれにしても「新築マンションならば安全で、中古マンションならば不安」という議論は非常に粗雑な議論です。2019年の時点で、築37年以上なら危険、築37年未満なら安全、築19年未満ならばより安全というのが、より正確なところです。
一戸建て住宅の場合にその価格に大きな影響を与えるのは築年数と言われていますが、マンションの場合にその価格に大きな影響を与えるのは築年数ではなく立地です。立地が良い場合には、中古マンションでも同じ規模・構造の立地の悪い新築マンションより高い値段が付くことがあります。
また、築年数が長くなるにしたがってマンションの資産価値(価格)は下がっていくわけですが、その下がり方にも立地が影響してきます。立地の良いマンションは築年数が長くなっても価格はそれほど下がりませんが、立地の悪いマンションは築年数が長くなると急に価格が下がります。特に住宅ローンを組んでマンションを購入する場合には、中古マンションの価格が下がっていると、住み替えの時の中古マンション売却で十分な資金が得られませんので、ローンの返済が重い負担になりますので注意しなくてはなりません。
新築マンションの内覧会などで、マンションからの眺望が気に入ったので、すぐ購入する場合があります。しかし、購入後しばらくして前面に高層ビルが建設され、眺望が全くダメになるケースがあります。近い将来に全面に高層ビルの建設が予定されている等という事実は、本来であれば取引を仲介する不動産業者から説明されることが望まれます。
しかし、不動産業者によっては、そういった事実を伝えると、マンションの売上実績に悪影響を与えるので、知っていてもわざと教えないこともあります。そういった不動産業者からマンションを購入した場合、上で述べたような失敗が起こることがあります。眺望の観点からマンションを購入するケースに限定されることではありませんが、マンション購入の際には、不動産会社や市役所などに問い合わせて、周辺地域の整備計画がどうなっているかを調べておく必要があります。
中古マンションを購入して、リノベーションを行い、新築マンション同様に作り変えるという方法が今注目されています。そうすれば、マンションの購入費用を節約しながら、新築マンション同様のアメニティーを手に入れることができます。中古マンションか新築マンションかの二者択一ではなく、それに中古マンション購入+リノベーションの第3の選択肢を加えることで、より充実したマンション選びが可能になります。
リノベーションの場合には、ある程度自分の好きなようにマンションの間取りを設定できます。新築マンションや、中古マンションを購入しただけでは、他人が設計した間取りをそのまま使うしか方法がありませんが、リノベーションによって自分で間取りを設定すれば、自分の好みに合ったより快適な居住空間が実現します。購入するマンションの構造によっては、リノベーションが難しいものもあります。中古マンション?リノベーションを選択する場合には、マンションの構造がリノベーションに適している物件を選択する必要があります。