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2019.03.02
中古マンションを購入してリノベーションを行って住むという方法は、最近非常に注目されています。このサービスを提供する会社の中で、ワンストップ型と呼ばれる会社が次々にあらわれています。そこで、以下では、このワンストップ型リノベーションサービス会社について解説します。
ワンストップ型リノベーションとは、物件探しとリノベーションの両方を1つの会社で提供できるサービスのことを言います。会社によっては、この他に、資金計画や住宅ローンの相談まで受け付けている場合があります。中古マンションを購入してリノベーションを行う場合には、普通は、不動産会社に中古マンションの購入手続きを依頼して物件を購入した後、リノベーションを工務店や建築会社に依頼するという流れになります。
しかし、ワンストップ型リノベーションを実施している会社に依頼した場合には、その会社が、物件探しとリノベーションの両方を実施してくれるので、会社探しの手間が省けます。どの会社に依頼すればよいかということは、大きな悩みですが、ワンストップ型の会社に依頼すれば、その悩みは少なくなります。近年のリノベーション人気に伴って、このワンストップ型リノベーションを行う会社が増えてきています。
ワンストップ型リノベーションのメリットとしては、まず、物件の購入費とリノベーション費用の分配を考えながら、物件購入やリノベーションの計画を立てられるという点があげられます。ワンストップでない場合は、物件購入とリノベーションを別々の会社が行いますので、物件購入にお金を使いすぎて、希望のリノベーションができないという事態もよく起こりますが、ワンストップ型の場合には、そういったことは起こりにくくなります。
次に、ワンストップ型の場合には、リノベーション計画に適合した物件探しが可能になります。リノベーションの施行業者が物件を探すわけですから、依頼主が希望するリノベーションが行いやすい物件を探すことは簡単です。購入した物件の構造で、希望のリノベーションが行えないということは、ワンストップ型の会社では起こりにくくなります。このほか、担当者が1人なので、打ち合わせがしやすいというメリットもあります。
ワンストップ型リノベーション会社と言っても様々あります。ワンストップ型だから、必ず自分の期待通りの成果を上げてくれるということはありません。物件探しは不動産会社に、リノベーションは建築会社にと、それぞれ分けて発注したほうが、かえって良かったということもあり得ます。
ワンストップ型リノベーション会社を選ぶ場合よりも、物件探しは不動産会社に、リノベーションは建築会社に依頼したほうが、選択肢が広くなることは言うまでもありません。不動産関係に詳しい方であれば、自分でそれぞれ会社を選んだ方が、費用面でも施行面でもよい取引ができるという可能性も低くはありません。
また、ワンストップ型リノベーション会社が必ず優良会社である、ということはありません。ワンストップ型リノベーションを行う会社であっても、悪徳な会社や劣悪な会社があることは間違いありません。ワンストップ型であるからと言って無条件で信用せず、自分の目で確かめてみる必要があります。
ワンストップ型の会社にマンションリノベーションを依頼する場合のメリットして、セットローンを利用できることがあります。普通、マンション購入や大規模なリノベーションを行う場合、銀行にローンを組んでもらいます。マンション購入用のローンは貸付期間が長いため金利が高くなる傾向があり、リノベーション用のローンは貸付期間が短く金利が低くなります。セットローンは、リノベーションの費用を住宅(購入)ローンの中に組み込んだローンのことで、セットローンを組みことで金利が平準化され、毎月のローン返済の負担が軽減されます。
なお、ワンストップ型の会社でも、セットローンを提供していないところもありますので、セットローンを希望する場合には、そのサービスを提供しているワンストップ型の会社を選ぶ必要があります。
中古マンションを購入してリノベーションを行う場合で、ワンストップ型ではなく、物件選びは不動産会社に、リノベーションは建築会社にそれぞれ分けて発注する方法を選択する場合には、物件の内覧の際に、リノベーション会社の担当者に同行してもらうのがいいでしょう。
そうすれば、購入した物件では、希望とおりのリノベーションが行えないという事態は避けることができるでしょう。購入希望物件に、希望通りのリノベーションが行えるかどうかは、やはり、専門家である建築会社の担当者でなければ分からないでしょうから、内覧時に同行してもらい、必要があれば、不動産会社の担当者と直接相談してもらいます。
ワンストップ型を利用しない場合には、物件購入を担当する不動産会社と、リノベーションを担当する建築会社の連携に気を遣う必要があります。この連携がうまくいけば、ワンストップ型でなくても、十分にリノベーションを成功させることができます。